1回以上の面接
書類選考が通過したら面接を行います。1回~3回程度の面接で、対面(オンライン含む)にて行うのが一般的ですので、しっかりとポイントを抑えて採用決定をもらいましょう。
目次:
1.面接の目的
書類と対面での情報で採用を判断
書類選考を通過した後に行うのは「面接」になります。
採用担当者は、応募した履歴書や職務経歴書を見て、自社の求人と比較して採用すべき人材かどうかを判断いたしました。
その結果、書類では求人と求めている人材と一致したと判断し、次のフェーズへと移行します。
面接において、書類の内容と相違ないか、どんな人材なのかを判断いたします。
2.面接の準備が合否を分ける重要なタスク
マナーや身だしなみは基本中の基本とみなされていますので、何度も確認し、準備をして身に付けた上で、自信をもって面接に臨むことが大切です。備えあれば患いなしです。
面接は、お互いの確認という意味もあります
見学やインターンシップ等を除いて、ほとんどの場合は、お互いの事を書類やWEBまたは一部の情報でしか知りません。
会社の雰囲気や職場の社員(面接官)を直に確認できる最初の機会かと思います。
同様に、相手側も面接者を見て、話をして、採用を判断いたします。
面接には段階がいくつかありますので、最初から最後まで気を抜かずに対処していきましょう。
時間や労力を割いてお互いが面接の時間を共有するので、無駄無く最良の面接になるように準備をして臨みましょう。
書類通過のご連絡と面接日程の調整
書類選考を通ると、応募先から連絡が来ます。
手段は、メール、電話が主な連絡方法です。
なるべく早く(遅くとも当日以内)、応答することが大事です。
お礼を述べ、面接の日程の候補(複数が望ましい)を応募先へ伝えましょう。
履歴書と職務経歴書の確認
履歴書と職務経歴書の内容を熟読し、会話の中で正確に答えることができるようにします。自分の履歴を、何度もシミュレーションをすることをお勧めします。
服装や髪型等の身だしなみをチェック
普段の生活や仕事においても、第一印象は非常に大切です。
面接も同じで、結果をも左右することがある内容になります。
ビジネスアタイアを意識して、清潔感を持って面接に参加しましょう。
質問の予測と逆質問の用意
基本的には、面接官が質問をする機会が多いです。その場合に、どの様な質問をしてくるかを予め予測して、回答の準備をしておきましょう。また、応募者側からの逆質問を聞かれる場合もありますので、聞きたいことの質問も考えておきましょう。
事前の準備と持ち物の確認
面接当日に慌てないように、面接で必要な物や服装、面接場所の確認や移動時間等を確認して翌日の面接に備えましょう。
面接当日
面接会場付近へは15分くらい前に付くことをおすすめいたします。
呼吸を整え、リラックスの時間と不測の事態への対処もできますので、ぜひご参考ください。
面接側は、早すぎても遅すぎても困りますので、5分前くらいに面接会場で受け付けをいたしましょう。
オンラインの場合でも同じく、5分前には参加して、カメラの前で待機いたします。 当日の遅刻は厳禁ですが、どうしても遅刻やキャンセルになりそうな場合は、直接電話をして、その旨を正直に伝えて応募者の指示に従うことが、社会人として大切になります。
希望していた応募先で面接までの準備で不備があり、それが不採用原因になってはとても残念ですので、用意周到に面接に臨むことが大切です。
3.面接では何を見るか
面接官が面接で確認することはいくつもあります。以下内容をご説明しますので、是非面接の参考にされてください。
面接のスタートは、書類選考の通知を送った時点から始まっていると思っておいた方が良いでしょう。
採用に至るまでには、加点方式や減点方式に沿って様々なことを確認します。
また、多くの応募者の中から内定を勝ち取るには、印象が最後の決め手になることもありますので、自己アピールを最大限、面接官へ伝えましょう。
身だしなみや立ち振る舞い、言動
面接官は書類上で応募者を確認し、どんな人なのかを想定しています。対面してからの第一印象が好印象になるように、最初が肝心です。
応募資格とスキル
応募者が求められる資格やスキルを持っているかどうか、履歴書や応募書類に記載されている情報と一致しているかを確認します。
経験と過去の業績
過去の職歴や業績を詳しく調査し、応募者が過去の経験から学んだことや成し遂げたことを理解します。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力を評価し、適切なコミュニケーションスキルを持っているかどうかを確認します。明確かつ効果的なコミュニケーションは、どの応募先でも重要です。
プロフェッショナリズムと態度
応募者の態度やプロフェッショナリズムを評価します。ポジティブな態度、職場での適切な行動、他の人との協調力が重要です。
チームプレイヤーとしての適性
職場での協力やチームでの作業が必要な場合、応募者がチームプレイヤーとして適しているかどうかを判断します。
問題解決能力
問題を解決し、困難な状況に対処する能力を評価します。具体的な事例を示すよう求めることがあります。
自己表現能力
自己を適切に表現できるかどうかを確認し、自己PRの能力を評価します。これにより、書類上の情報と面接での実際との整合性を確認する意味も含まれます。
質問への対応
面接官が質問した内容に対する応答が適切かどうかを確認します。応募者が質問に対して具体的で誠実な回答をすることが求められます。
質問力
適切な質問を面接官に向けるかどうかも評価されます。これは、会社やポジションに関心を持ち、真剣に検討しているかどうかを示す重要な要素です。
モチベーションと適合度
会社の文化や価値観に合うかどうか、そして仕事に対するモチベーションを評価します。
4.面接の段階(回数)
面接は通常1回~3回程度ありますので、面接内容と段階を簡単にご紹介します。詳しくは、各コラムでご確認ください。
一次面接・適性検査
一次面接は、基本情報(履歴書に記載された情報)や社会人としての適性、コミュニケーション能力等を確認し、正確性を確認します。その際に、事前や事後に適性検査を受ける場合もあります。
二次面接
二次面接は、その事業や配属先の担当者や責任者が面接官となるケースが多く見られます。
能力やスキルの確認、メンバーとの相性等を確認いたします。経歴書以外の、もっと深い広い部分の詳細を知る為、具体的な質問をされることがあります。
最終面接
最終面接は、社長含む組織の代表者や役員による面接を行います。
入社意欲の再確認や、自社にふさわしく、業務を任せられる人材かどうか、雇用すべきかどうかは最終的に経営者が判断いたします。現場での合格を得ても最終面接で不採用になることもあり得ます。